破壊【ねじ-10】

  1. 引張による破壊(円筒部/遊びねじ部の破断)
  2. 引張による破壊(ねじ山のせん断)
  3. せん断による破壊(軸と垂直方向のせん断)
  4. 捻りによる破壊(回転方向のせん断)

3.せん断による破壊(軸と垂直方向のせん断)

いわゆる「ギロチン」です。

この破壊でねじがせん断を受ける面積は、

  1. 引張による破壊(円筒部/遊びねじ部の破断)

で引張を受ける面積と同じく、有効断面積です。

一方、せん断に対する許容応力には、前節の後半と同様、

  •  耐せん断/耐引張許容応力比 → 0.6

を用いることができます。

受ける面積が同じならば引張の 0.6 倍しか耐えられないということです。

ここは注意の必要なポイントです。

実際の数値を、これまでと同じく強度区分 10.9 の M5 おねじで比較すると以下のとおりです。

  1. 引張による破壊(円筒部/遊びねじ部の破断)に耐える力: 2670(N)
  2. せん断による破壊(軸と垂直方向のせん断)に耐える力: 1600(N)
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